なんか、異様な空気。








当たり前か。

被害者の姉と容疑者のハズ
なんだから、。




そして…悪魔、。






あぁ私、また悪魔の名前を
しっている。

イザキ シン
伊崎 慎



そう、それが悪魔…の名前。


想優の親友…。

親友を殺された人間の名前…、。



「私は、。想優のしもべだった。」





…突然、慎が喋り出した。


「私は想優…おぼっちゃまの
 執事だった。」






…この人も悪魔なんかじゃない、
想優の母親の犠牲のひとりだ、
私はそうおもった。


「おぼっちゃまは私に優しく
 してくれた…、。
 私は、一度、少年院に入った身。
 そんな私をひきとってくれたのは
 おぼっちゃまのお父様でした。
 お母様は…みたことはなく、
 私をとてもお嫌いだったことは
 確かです、。」





慎のご両親はいないとも
私はしっていた。

犯罪をおかした我が子を
おそろしくおもったとか…、。

そんな噂、。


「おぼっちゃまが事故にあい、
 亡くなられたとき私は
 暴力を何どかうけ…、今は
 菜摘実さんと詩乃さんに
 かくまってもらっているわけ
 なのです。」