『着いたぞ...。』 『ありがと………。 大変だったでしょ?』 『あぁ...。重いしな。』 ──ひどいんですけど。 『2回もお姫様抱っこ していただけるなんて 光栄です。』 『そうか。』 しかし、まだはなしてくれない。 『ねぇ聖、はなして………?』 『いや、危ないから 部屋の前まで。』 『ぅん...。わかったよ………』 嫌だと言っても 強引につれていかれそうなので しぶしぶ、頷いた。 『部屋は?』 『306...。』 『了解。』 軽い足取りで 聖は階段をかけ上がっていった。