当然現れた二人の男女…

辻本が捕まえた男…

『W』の総長を含む部下数名…






何が起きているんだ…











「久しぶりね。『赤い死神』さん」



女が話し始めた。


「あなたこそ、元気そうね。NO.6」



「相変わらず、強気な人ね。
私たちが来たってことは要件が何だかわかっているのよね」



「ええ、そこにいるあなたたちの仲間を返してほしいんでしょ」



「そうよ」






「断るわ」





「ハー、面倒な人ね。あなたがいると本当にやりにくいわ」














そういうと女は辻本に向かって『電撃』を放った。











辻本は手を前に出し、『電撃』を消した。









『キャンセラー』を使ったのか…




「まあ、止めるんだ。NO.6」





「でも…」





「俺たちと取引をしないか」





「取引…」




「ここでの戦闘は民間人にも影響が出るだろう。
仮にも君らは『ヘブン』の人間だ。
こんなところで問題が起これば、国同士の戦争になるだろう。どうだい」






「そんなこと、私にだってわかっているわよ。
だからこの場所であなたたちを待っていたの。
あなた達は『G』の隠密部隊。
正体が世間にばれるのを極端に嫌うのよね」







「…面倒な人だ」