次の日、朝早くに神山が学校に登校してきたので、声を掛けた。




神山が背を向けている間に分身を作り、屋上に移動した。



綾瀬先生の前ではまじめな生徒としていたかったからだ。



神山と話し、予定通り交渉を失敗にした。




チャイムと同時に鉄網に電子を流し、分身を教室まで一瞬で移動させた。




朝の会には遅刻をせずに出席をした。










俺は一度決めたことには必ずやり遂げるようにしている。


後先を考えずに行動するのではなく、考えてから行動する。


なぜなら、約束を守ることがビジネスの最低限のマナーというものだ。


一度でも、それを守らないと癖がついてしまうかもしれない。


俺はそんなヘマをしない。


それは人ではなく、行事も入る。


貴重な情報入手は約束と関係者との信頼がなによりも必須いだとゲームで学んでいる。









月日が流れ、俺は『C』の組織に入った。


伊藤を中心とした組織だった。



役割もなく、言われたことをした。


俺には耐えきれなかった。


俺自身が動かないと今の状況を打破することができないと思えた。








ある日、チャンスが到来した。




『R』



俺たち『C』の真似をした組織だ。


いい機会だった。


俺の組織内での役割をはっきりさせるには…


俺は伊藤に相談した。



簡単に許可がでた。









こんなこともあろうかと、『R』のことは事前に調べていた。


活動ポイントを把握し、メディアからの情報も知っていた。


だが、実行はしていない。


勝手な行動はビジネスには不必要な事だ。






許可が出れば、動けるようにはしていた。