「まあいい、俺はこんなところに来たくて来たわけじゃない。もう帰るよ」






「そういうな。開発途中の作品をぜひ見せたい」






そういうと俺達は親父に誘われて研究室へ連れて来られた。





俺は移動途中でヨシトに話しかけた。








「さっきの話はどういうことだ。なんでお前がNO.1なんだよ」




ヨシトは面白そうに話しかけた。







「俺達『W』の頂点はアカネだ。
だが、一人で全てを支えることは不可能に近い。
だから、様々な分野の代表者を決めているんだ。
能力開発装置の代表者は俺になっているだけのことだ」






「ややこしいな。
秘書もして、部門の代表もか」







「だが、それだけ信用されていると考えれば、やれるさ」






「そうかぃ」
















研究施設に近づいた。





「タクヤ。しばらく待ってもらっていいか」