「ごめんなさいっっっ」


「す、好きな人でも居るんですか???」


 やっぱり、聞かれたかぁ。


「い、いないけど・・・・・。」


「じゃぁ、なんでですか??理由言ってくれないと俺、あきらめませんっ」


 おっと、そう来たかぁ。


 でも、理由なんて無いし・・・・・・


 どーーーーーーしよーーーーーーーーーー!!!!!!?


 と、あたしが悩んでいると


「オイ、お前なに生徒会サボッてんの???」


 と後ろから声が聞こえ振り向くとそこには怒った顔の怜がいた。


「行くぞ。」


 そう一言だけ言うとあたしを引っ張っていく。