悠希「はい、おまたせ」


『うわぁ~綺麗!!』




周りには街頭の明かりもなく、

明かりと言えば、月明かりと星の明かりだけ。




芝の上に寝そべって、星空を眺める。






『悠希…』


悠希「なに…美亜…」





美亜は星空から俺に視線を変えて、

俺に微笑んでこう言った。




『生まれてきてくれて、ありがとう…あと、お誕生日おめでとう…』


悠希「ありがとう…//」





美亜のその時の笑顔はどんな星よりも

光り輝いていた。




もう1度、視線を空の方に戻す。





悠希「すげぇーよな…」


『何がすごいの…?』


悠希「星の数ほど人がいるって言うじゃん。」


『言うね、』


悠希「そんな中、俺は美亜と出会って、お互いが相手のこと好きになる…

それってすごい確率じゃない?生まれてくるっていうだけでもすごい確率なのにさ(ニコ」





俺は最後に何言ってんだろ、俺(笑)と付け加えて、

恥ずかしさを和らげた。




ホントに、恥ずかしいこと言っちゃったよ(笑





でもさ、美亜はちゃんと受けとめてくれるんだ。




『うん・・・悠希の言う通りだと思うよ?運命感じる(笑』


悠希「美亜…」




美亜のことを愛おしく感じた俺は自分の手を美亜の手へと伸ばした。