【実話】キズナ〜未来へ〜

作戦決行の日。
仕事着を美沙に写メで送るように言われ言われたとおりにする。
美沙を信じるしかない。
どんな結果が待っていようと。

仕事が終わると同時に、美沙に電話をかける。
もちろん会話はなし。
携帯をいじるふりをしながらフロアへと歩く。
私の心臓は今にも飛び出しそうなくらい跳ねる。

けだろうそうな女の子が4人。
皆疲れ切った様子で、フロアにたまっている。
私はトイレに行くふりをして、店の入り口のほうへと移動する。
女の子は私に見向きもしないで、携帯をいじったりしている。

これならすぐに出れそう…。

全て順調にいくはず…。




「ツバサなにしてんの?」





振り向くとルイがたっていた。
まずい…。きっと店長が近くにいる。


「ちょっとトイレに…」
「トイレこっちじゃないよね?」
「…」

覚悟きめて
美沙の言葉がよみがえる。
そうだ、私も頑張らなきゃ…。
覚悟決めなきゃ。やるしかないんだ!!!!
ルイが叫ぶのより早く、ルイを力の限り突き飛ばして、店の外に出る。

裸足のまま、夜のアスファルトを蹴って走る。走る。
やった出れた!!あとは美沙の知り合いと落ち合うだけ。