【実話】キズナ〜未来へ〜

ザッザッと、店長が私に近づく音がする。
怖くて、私は、うつむいたままギュッと目をつぶる。

「そーか。お前の気持ちはわかったよ」

あれ?もしかして怒ってない?
よかった。分かってくれた。
目をあけて、顔を上げようとしたとき、ガツンと鈍い痛みが後頭部にはしる。

え?何?何があったの?何で痛いの?

「お前さぁ、こうやって金稼げんのも誰のおかげだとおもってんの?」

力いっぱい髪をつかまれて、痛みで、顔がゆがむ。
やめてよ。どうしてこんなことするの?

「痛い!話して!話してよ!!」

真夜中の駐車場に、私の悲痛な声と、店長の不機嫌な声だけが響く。