「てめぇら……今日は屋上に来るなって言ってただろ。」 龍がみんなをジロリと一睨みする。 「いや、それにはワケがあるんや………って、なに鈴ちゃん押し倒しとるねん!」 暁人が弁解していると、龍の下にいる私に気づいた。 暁人、気づいたなら助けてよ。 「龍騎ってー。」 「そんな趣味があったんだー。」 流斗と流紀が言った。 みんなはまだ私のこと、男だと思ってるからね。 「ホモ……?」 尚哉は首を傾げながら言った。 あらぬ誤解をうけてるよ、龍。