自己紹介されてる間、ずっと龍に頭を撫でられてた。
みんなの自己紹介が終わり龍が私の頭から手を離して、
「なぁ眼鏡外せよ。」
と、言った。
『嫌だ。』
まだ言うか。
でも流石に〈狼-ロウ-〉に私の正体がバレるのは避けたい。
最悪、フルボッコにされそう。もちろん、反撃するけど。
『俺、眼鏡してないと落ち着かないし、あんまり、その、残念な顔見られたくないし』
「俺がお前の顔を見たいって言ってんの。」
この俺様め。
私嫌って言ったのに。
なにその「俺が世界の基準」的な傲慢さ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…