黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】




着替え終わった私は鏡を見る。


『なにコレ……。』



今、私が着ているのは
黒のフリフリワンピースに、黒髪のロングのウィッグに、カチューシャ。



『……ゴスロリ?』


スカート、丈短い………。




「おーい。着替えたかー?」


塚原が更衣室の外から聞いてきた。


『着替えたけど………。似合ってないよ?』


私はそう言って、更衣室ら出た。


すると、みんな固まった。



『?』


なんかよく分からないので首を傾げると
クラスメートの何人かが鼻を押さえて教室から出て行った。




「こりゃ………殺傷能力ハンパないな。」


「あぁ。」



塚原が言った言葉に、龍も賛同する。


なんだ。

私の女装はそんなにヒドいか。