『ども…。』
一応、ぺこりとお辞儀をして挨拶した。
…逃げようかな、とか思ったけど
「「………、オタクみたーい!!」」
キャッキャッと同じ顔をしてはしゃぐ二人に捕まった。
『え?双子?』
身長160cmくらいで髪は桃色で
女顔で可愛い双子が。
二面鏡を見てるみたいに、本当にソックリ。
私はそんな二人に
『オタクじゃないよ。
オタクっていうのはフィギュア持ってリュックサックからって萌え〜!とか叫んでる奴のことをいうんだよ。』
と、言った。
「「へぇ〜。そうだったんだぁ。」」
ふんふんと頷く双子。
「なんかちょっと間違うてない?」
そう言ってきたのは
ちょっと呆れ顔をした
青色の髪に、170くらいの身長のイケメンさん。
『……間違ってた?』
テレビで見たオタクって私が言った通りだったんだけどな。
私の問いに、
「…………間違ってた。」
と、答えてくれたのは
銀髪、175くらいの身長
彫りの深い、整った顔立ちの人。
…なんか、日本人離れした見た目してるんですけど。
みんな凄くイケメンだけど
『目がチカチカする。』
頭、カラフル過ぎるよみんな。
ここでもミックスベジタブル。
そんなことを思っていると
グイッと肩を後ろに引っ張られた。



