黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】





「鈴ちゃん声に出してるで。」


「エスパー……違う……。」



暁人と尚哉に言われた。




マジすか。



『失敗した。』


「まず謝れ。」

龍が言う。




『………。』

「………。」

『……レイ、おいでー。』


「謝んねーのかよ。」




私はレイを呼んで、肩に乗せた。



「その黒猫、どこにおったんや?」


『避難してた。』


「避難?なんでや。」


『それはっ…。』




暁人の言葉で詰まる私。


「それは?」


『だからそれはっ…。
っ…その、龍にお、押し、押し倒さ……。

……地面に寝転がらせられた時に。』




押し倒された、とは恥ずかしくて言えなかった。




「なんか……鈴ちゃんが、めっちゃ可愛く見えたんやけど…。」


「上に同じくー。」

「僕もー。」


「………恥じらい…かわい、い……。」





「……チッ。」



なぜか不機嫌になった龍。