俺は金髪。灰色の瞳。
これは地毛だし、瞳も本物だ。
別にハーフじゃない。
両親、日本人だし。
突然変異なんだ。
だからって気にしない。
ただ、この髪と瞳のせいで
絡まれることはよくあったから喧嘩は強いと思っていた。
自分の力を過信していたんだ。
だから、あの日ー…
―――ドカッ
――――バキィッ
俺はボコボコに殴られていた。
5、6人に囲まれ、ボロボロだった。
もう、夜。
満月の光はあるものの、暗く、人通りも少ない。
誰かに助けてもらうのは無理だ……。
そう考えていたが
『こんばんは。黒猫です。』
凛とした声が聞こえた。



