黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】






「なんでー。」

「惚れたのー?」




『あ、それ私も聞きたい。』



二年前に惚れた、って言われたから、私がこの街に来てすぐじゃん。


なんかあったかな。








「ああ、それはーー…。」






******




荒れていたんだ。あの頃。


仲がいいと思っていた俺の家族。

あまりにあっさり壊れたから、ひどく傷ついた。






―――ドカッ!



「ぐはっ…!!」



「ハッ。弱ぇな。」





ただ、喧嘩することで忘れたかった。