黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】





けど、
この男は、許せない。



『お前が誰を信じようが、どうでもいい。
ただ、ー…。』



ーーー…麗を傷つけるのは許さない。





それだけ言って
私は去った。





後ろで、少し考えるように俯く悠平くんなど
目もくれずに。






*******





私は急いで麗のもとに戻った。


―――バァン!





『麗ー?』


………。


返事が、ない。



『麗ー?』



いやな、予感がした。