黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】






ーーー「“お前、最低。”って言われたの。」





最低、って
誰が?





嘘をついている南さんが?


麗を信じない悠平くんが?


麗を守れなかった私が?





分からない。


ひとつだけ言えるのは





『麗は最低じゃない。』



あの人は、なにも悪くない。






「でも麗が南にっ…。」


『あなたから、想いを伝えたって言っていたのに……自分が好きになった人を信じないのね。
だから、麗の替わりに私が言う。』




私は悠平くんの言葉を遮り、言った。

そして、続けた。






『最低。』




悠平くんも
南さんも

……私も





最低。