おいつ…。それはおやつのこと。

我が家では謎のネーミングが多いがこれは暗号である。


おやつと一言言っただけで隣に座っていらっしゃるお犬様…。


ハッハッ…。ウルウルしたつぶらな瞳で頂戴と見つめる。近すぎるから!あの…。暑い…。熱風が!(お犬様の吐く息)



おやつの量が決められている為に家族の会話の中に暗号が飛び交う。



「今日おやつ食べた?」


おやつのキーワードがお犬様のテンションを上げる。



ナニナニ?おやつくれるの?と…。


殿「さっき食べたよ。」

家来「じゃあダメじゃん。」



もらえないのにぃ…。暑い吐息をかけまくり、粘るお犬様…。
しつこい…。そのがんばり別のところに生かしてよ!(泣)(笑)(泣)



無視をしていると、今度は前足を…。置いた…。そしてガリガリガリ!と私をかきまくる。


やめてぇぇぇ!



そこで暗号だ!おやつをおいつに…。


しかし、そのうち…。おやつイコールおいつとあの小さな頭で覚えてしまう!


恐るべし!いやしんぼのなせるわざ。


その後、骨…。白いやつ…。しまいにはあれ。と暗号化を繰り返すが無駄な抵抗…。



今日も家来は暗号を考えていた。