君に聴かせたい

由里の表情が明るくなった。



いやいや便宜上シネマのベースって言っただけだって。



いちいちサポートとか面倒くせえだろ。



恭司はやり込められた怒りをたぎらせながら言った。



「どうせろくでもねえくせによ!

おい拓海!次のインディーズコンテスト出るんだろうな?

おまえらを叩き潰してやる。

こっちは優勝すればメジャーデビューだ!」




そう言い放つと出て行った。