…ピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッ

「ん…何時だぁぁ?………え………やばいじゃん!!!!!」



私の名前は、森垣優実<モリガキユウミ>

はっきり言って、全然可愛くない…。


目は二重だけど、ちょっとポッチャリしてて、鼻だって団子鼻だし…。


ちょっと気にしてマス。





いつもより遅く起きてしまった私は、適当に制服をきて、適当に髪をセット。


ダッダッダッダッダッダッダ…


「お母さん!!なんで起こしてくれなかったの??」


「起こしたじゃないの…あなたが『ほっといて!』って言ったから…」


「え…私、そんな事言ったっけ?」


「言ったじゃない!!」


「そぅだっけ……ってそんなのどぅでもいいから!!早く行かなきゃ間に合わなくなっちゃうじゃん!!」


「あなたが準備終われば後は準備OKなのよ。」


「もぅいいや!!!ご飯もいらないし…とにかく早く行こっ!!」




時間をとっても気にしながらも、家を2人で飛び出して行った。



「早く早く!!!」


「…はぃはぃ。」


私の入った学校は、頭が良くないと入れない学校。


私は、頭が良かったわけじゃない。


偶然…まぐれで…と言っていいほどの成績で入った。