店員はアタシの腕を引っ張り、店のスタッフルームに入った。 「俺の勝手で悪いんだけど…メアド教えてくれないかな?」 そう言って店員はケータイを取り出した。 「なんでですか…?」 「君に一目惚れした。」 えっ!!!?? このアタシが…? 「俺の名前は瀬尾 涼(せのう りょう)。君は?」 「アタシは…花吹捺紀…。でもなんで…?」 「だからぁ~一目惚れしたんだよ!!」 アっ…アタシに一目惚れ…!? 絶対に夢だ……。