僕だけの翼

空を飛ぶってどんな感じなんだろう。


きっと、人生の下らない失態なんてどうでもよくなるほど、いい気持ちになれるんだろうな。



翼が欲しい。



そして僕は─────



分からない。

分からないけれど────、


包丁を右手に握りしめていた。