唖然として固まっていると、 「でね、内容は…」 と、勝手に話が進められていった。 とりあえず、悪足掻きをしても無駄だ、と悟った私は、ただ、はい、と頷くだけだった。 正直、内容なんて頭に入らなかった。 ぶっつけ本番状態。 が、私は何故か焦ることなく冷静でいられた。 そして、あっという間に明後日… 収録の日になった。