もう一度、名前を呼んで。【完結】





シーーン………―――



えっと………





なんでだろう。

空気が凍ってる感じではないのに物凄く静かだ。




「藍那ちゃん、自己紹介。」


あっちゃんがあたしにだけ聞こえるくらいの声で言ってきた。





「え〜っと…

藤宮藍那です。」




あたしがそう言うとクラスは再びザワザワし始めた。