シーーン………――― えっと……… なんでだろう。 空気が凍ってる感じではないのに物凄く静かだ。 「藍那ちゃん、自己紹介。」 あっちゃんがあたしにだけ聞こえるくらいの声で言ってきた。 「え〜っと… 藤宮藍那です。」 あたしがそう言うとクラスは再びザワザワし始めた。