女の子いないからかな〜 珍しいからかな〜 それだけなら別にいいんだけど… あたしは、非難の視線に弱い。 トラウマとでもいうのだろうか。 興味の視線は堪えられても 非難の視線には堪えられないんだ。 あたしはウキウキした気持ちはどこかに吹っ飛ばして、俯きながら歩いた。 理事長室ってどこよ〜! そう思って顔をバッとあげたとき。 「ねぇ君。襲われたいの?」