もう一度、名前を呼んで。【完結】




あたしが座ったのを見計らってパパが立つ。



「えーっと、今日は藍那のお帰りなさいパーティーと言うことで…

みんな集まってくれてありがとな。

各自、自己紹介をするように!」




さすがパパ!

あたしが分かんないことお見通しだ。



助かったよパパ〜



そう思いながらパパの次の言葉を待った。




「それじゃあ…

かんぱーい!!」



「「「「「「かんぱーい!!!!!」」」」」」






それを合図に、みんな一気に喋り始めた。