そう言うと、悠唏はあたしに手を差し延べた。



あたしはその手を握る。





「こっち。たぶん、気に入るぞ。」




すごく優しい顔で笑った。





丘を横切って、木の間の道みたいになってるところを歩いていく。



すると、芝生の場所に出た。




悠唏はあたしをぐんぐん引っ張っていく。



どこまでいくんだろう。