もう一度、名前を呼んで。【完結】




カタン…




部屋に戻って、窓枠に座る。


一歩踏み外せば2階から庭に真っ逆さま。








あ、今日は月がキレイだ。



あたしが夢に見るあの日も、月がキレイで。

あたしたちが出会った日の月もすごくキレイで。




月は、あたしのすべてを見ている唯一のものだと思う。



だからこそ、あたしは月明かりの下で涙を流す。




月だけ…


あたしを包んでくれるのはもう、月だけ。