もう一度、名前を呼んで。【完結】





「あ、そういえば藍那ちゃんは桜華に会ったんだよな?」

「うん。会ったよ。」

「どうだった?」


あっちゃんが目をキラキラさせて尋ねてきた。


どうだった、って……

うーん……



「強そうだった。」


一言で表すなら、こうかな。



あたしがウズウズするくらいだもん。

なかなか感じないあのウズウズ感。



「強そう、か。面白いな。」


あっちゃんはすごくニコニコしてる。

なんでだろ?



「冷龍には会えたの?」


あの、銀髪の人だよね。