もう一度、名前を呼んで。【完結】




…………う。

モモ、かなりカッコイイ。



明るい茶髪は今だけ黒になってて。

濃いグレーのスーツに身を包んでいる。

もともと綺麗に整った顔だから、なんかオーラがあるし。


これは女の子がほっとかないんじゃない?



ホストっていうよりバトラーだね。


女の子はこういうバトラー系には弱いぞ。



「龍毅さんもスーツ着るんだよ。さ、来て。」

「ああ?んだとミヤ…

俺は着たくねぇっつったろうが…」



今更、モモを威嚇している龍毅。



だけどモモは笑顔を崩さない。




「ダメダメ。売上には貢献してもらうよ。」



制服の襟を掴んで、モモは龍毅にグイッと顔を近付ける。


…上下関係なんか、ないね。




あたしはズルズルと引きずられていく龍毅を苦笑いで見送った。