もう一度、名前を呼んで。【完結】






あたしは、あたしたちのクラス以外が何をするのかを知らない。

悠唏たちは当たり前のように参加しないって言ってたし。


…龍毅は昂太とモモに説得されてたけど。





そして、文化祭当日。




裏で料理するだけのあたしたちは、昨日のうちに必要なものを用意しておいたから、朝は特にすることがない。



「おはよ〜」


暗幕がひかれた教室の前で、中に声をかけてみる。


あたしの後ろには、龍毅。




「藍那〜!遅いやないか〜!」


顔は見えないけど昂太の声がする。



そういえば、龍毅は準備しなくていいのかな…?



「藍那ちゃん、おはよう。龍毅さんも。」

「モモ!おはよう。」

「おぉ、ミヤか…似合ってんじゃねぇか。」



龍毅はモモのことをミヤと呼ぶ。

雅だからかな…



ニヤニヤしながらモモを見てる龍毅。

あたしもつられて見た。