もう一度、名前を呼んで。【完結】




結局その日。



あたしは砂糖と塩の違いを教え。

包丁の握りかたを教え。

お湯の沸かし方、っていうかコンロの火の付け方を教え。





最後には折れた包丁がニ丁。

割れたまな板が一枚。

焦げ付いたヤカンが一個。

レンジは爆発して。




あたしは抜け殻になった。





料理の練習という名の戦争は午後6時にやっと終了し、家で教えたことを復習してもらうことを約束させた。




その甲斐あってか、次の日から少しはマシな料理の練習ができるように。



練習は爆発しなかったし、包丁も三回しか飛ばなかった。

まな板はすべて無事。



…よかった。






結局、四人は

メガネ→メガネ
ポッチャリ→デブ
緑頭→ミドリ
ギャル男→アホ


というあだ名で定着し。



あたしは四人を三日で人並みまで押し上げた。



その結果。


「師匠っ!」



あたしは師匠になった。










何はともあれ、明日と明後日は文化祭だ!!