でも、とりあえず。
「…練習、しましょうか。」
これが1番だよね。
「「「「ハイ。」」」」
あたしの言葉に、意外と良い返事。
なんでだろうと思っていると。
「あはは、藍那ちゃんガンバレ。」
声のしたほうを見れば、壁に寄り掛かったモモ。
目に涙を浮かべるくらい、静かに笑ってる。
「モモ〜」
「藍那ちゃんは鳳狼のお姫様だから、だいたい皆言うこと聞いてくれると思うよ?
たまに敵もいるから誰でもは話しかけちゃダメだけど。
…じゃあ君達、藍那ちゃんに迷惑かけないように頑張ってね?」
モモは最後に冷たい空気を纏って、「衣装決めてくる〜」といなくなった。
…お姫様ねぇ。
よく言うよ。飽きずに。
このお姫様扱いは正直疲れる。
家での扱いに似てるからかな。
「…あたしには、普通でいいから。」
そう言ったものの、四人は「ハイ」と答えるだけで最初の態度と変わって敬語で話すようになってしまった。



