もう一度、名前を呼んで。【完結】



………は?

裏?

メシを作る?



「あたし、参加出来ないの!?」

「当たり前やろ!男が!女の子を!楽しませるんやで!?」




うそでしょ!?


人生初の文化祭、参加出来ないの!?




たすけを求めようとモモの方を見てみたけど……


曖昧に微笑みを返された。



つまり、何も出来ないと。

そういうことですか。








結局あたしは裏しかできないから、裏でご飯を作る係りになった。



売上勝負だから安く作って、高額でぼったくるつもりらしい。





メニューもあんまり多くはしないみたいだし。








そして。


ホスト役を決める。



顔がイイ人とか、話しがうまい人はホスト。


他は黒服とか。



その結果。






「こいつらが裏方。藍那に迷惑かけるんやないで?」




昂太が四人、あたしの目の前において行った。