もう一度、名前を呼んで。【完結】





悠くんか………
いやはや………

顔が変わりすぎじゃないかい?

6年もたてばこうなるものなのか?

うーん…………



「何黙ってんだ。」



さっきは黙れって言ったのに、今度は黙るなと言ってきた。



「うん?いや、あまりにも記憶の中の悠くんと違ってさ。気づかなかったし。」

「そんな変わってねぇよ。」



変わってますって。



傘も一緒に持ってきていた悠唏は、あたしを傘に入れて、歩き出した。