もう一度、名前を呼んで。【完結】




「な…何……っ!」


あたしが尋ねようとすると、その人は持っていた大きなタオルをあたしに被せてきた。



「な!何する「黙って拭かれてろ。」



……………。

なんだこの人。



あたしが黙ったのをいいことに、その人はあたしの頭をわしゃわしゃと拭いた。








「どうも。」


拭かれ終わった後、あたしはふて腐れながらもお礼を言った。