「殺しちゃダメだよ…?」 「…るせぇ………」 俺は力一杯拳を引き抜いて、また大きくその手を振りかざした。 ギュッ………… 拳を振り上げた瞬間、腹部に手が回る。 「…あ…いな………?」 抱き着いたのは、藍那で。 荒くだけどちゃんと制服も着ている。 倉本を離し、その体を抱きしめ返すととても冷たかった。 でも、確かにしっかり藍那がここにいた。