もう一度、名前を呼んで。【完結】





「よっ!早く乗れよな!」


「おはよ。今日は龍毅なんだね。」




あたしは挨拶を返しながら言った。


車のなかにはすでに悠唏がいる。




「理流が来るって言ってたんだけどな!
たまには俺様と朝から会えて嬉しいだろ?」




車の助手席に座りながらそんなことを言う龍毅‐タツキ‐。


あたしを威嚇するような態度をとってた、長身の赤髪の男だ。




「おはよ、悠唏。」



あたしは悠唏にも声をかける。


ナルシストな発言をした龍毅はもちろん無視した。




悠唏は薄く笑って

「ああ」

と答えた。