もう一度、名前を呼んで。【完結】



「暴走族にもプライドってもんがある。」


うん。



「しかも俺達の鳳狼は全国No.2で、紫蛇は鳳狼を潰せば一気に2位まで上がれる。」



そうだね。

実力主義だもん。




「だから、何としてでも俺達に勝とうとする。
そこで、俺達と関係ある藍那を狙うんだ。」



そこであたしなわけ?




「暴走族の弱みは仲間と女。
仲間は強ぇから手は出されねぇけど、女は違ぇ。藍那は女だ。」




それってつまり……




「だから女の藍那を狙うんだよ。」




そうかあ…

なるほどね。




「だから鳳狼が藍那を守る。」


「はっ!?」




あたしは、つい口に出してしまった。