もう一度、名前を呼んで。【完結】





その瞬間あたしは、膝から崩れ落ちた。


「「藍那っ!?」」




慌てた様子で駆け寄ってくる悠唏と理流。









「大丈夫か……?」



あたしは、近くの教室に運ばれて座らさせた。



ここにはあたしの殺気で気を失った何人かが倒れている。




そしてあたしの目の前には悠唏。



探るような視線を含んだ、心配そうな瞳をあたしに向ける。





「……ごめん。」


あたしは、申し訳なくって謝った。





「ごめんだってよ!
お前、自分が何したかわかってんのか?」



トゲトゲしい、低い声がした。




「何人ぶっ倒した?
しかもあのハゲは紫蛇の奴だろうが。」

「タツキっ!!」



低い声に合わせて理流が叫んだ。





「なんだよ、理流。
この女、紫蛇に目ぇつけられるぞ?」




タツキとよばれた男が姿を現す。



赤い髪の、背の高い男だった。