もう一度、名前を呼んで。【完結】





あたし達は無言で歩く。


うーん。

いいのかな?

なんか話すことなかな〜




あっ!そうだ!!




「ねぇねぇっ!名前、なんて言うの?

あたしは、藤宮藍那だよ!」



あたしは前を歩いていたその人の隣に並んでから、聞いた。




「七瀬理流‐ナナセミチル‐」



ボソッと呟くように言うミチル。



「ミチルってどう書くの??ひらがな??」



そう聞くとミチルは少し眉を寄せた。



どうしたんだろ?






「藍那…だっけ?

俺のこと、知らねぇの?つか、怖くねぇ?」




ん?

どういうことだろう。



ミチルのことは知らないし、会ったこともないはず。

それに怖いって、何が?




「ミチルのこと知らないし…

何が怖いのかも分からないんだけど…」