あたしは頷いた そして手を引っ張るけど 腰が痛くて立てない 「しょーがね」 ゆうさくがあたしをおぶった 「ちょ、ゆうさく…」 「まり、軽いな」 あたしに微笑むと 歩き始めた 「…ゆうさく」 「ん?」 ゆうさくの背中は 暖かくていい匂いだった 「ありがとう」