そこへ コンコンー… 「おねぇ入るよ?」 あたしは涙をふいた 「あかり?」 「うん、おねぇにプリン持ってきた」 あかりはあたしの妹 あたしの味方だった この時はまだ10歳 「おねぇ、泣いてたの?」 あたしは涙を拭う 「泣いてないよ」 「おねぇ、今日お母さん心配してたよ」 え? 「何回も外見てた」 また泣きそうになる うれしくて でもあかりに バレたくないから 我慢した