俺は着替えて家を出た。 向かう先は勿論杏ちゃんの家。 インターホンを押せば 家政婦さんは俺をすぐに 中に入れてくれた。 「大きくなったね春くん!」 って言うくらい家政婦さんは 俺の事を覚えていてくれた。 再会して初めて家に入った日には 最初は気付かなかったけど 杏ちゃんが説明すると 「見違えるくらいカッコよくなった!」 って笑ってくれた人だ。