「……」 ヤッキーは仕事に戻ってしまった。 私は一人でベランダに出て…星空を眺めていた。 島の星空とは違って星の数は少ないけど金色の満月は同じでぼんやりと浮か び闇を照らしていた。 「!!!?」 金色の満月の隣に忽然と紅の満月が現れた。月よりもかなり大きい!!? 金色の月の光が紅に染まってゆく。 紅く…血のような鮮やかな色…。 不吉な予感が走った。