線香花火の落ちた火の玉を掴んでしまった。 「大丈夫?」 俺たちは先に…家の戻った。 縁側で亜希緒ちゃんが傷の手当してくれた。 力を使えばこんな傷すぐには治るけど…俺は亜希緒ちゃんの好意に甘える。 「!?」 髪を上げた亜希緒ちゃんの項が妙に艶めいていた。 「……亜希緒ちゃん……俺の住む世界は…光がないん…いや今…浮かんでる半月 の光くらいしかないんだ…」 俺は少しだけ…嘘をついた。