素早く柚の席から鞄を取って、片手では柚の手を掴む。 咄嗟の事で周りは不思議に思っているだろうが、 どうでも良い。 「聖!悪い、欠席」 一言だけ、そう告げて、 困惑した儘の柚を入り口まで引っ張り、教室を後にした。