一歩、一歩踏み出す度に。
気持ちが溢れていく。
柚…──。
守ってやれなくてごめんな。
『長年お互いを大切に思ってきて、お互いの想いが通じて。余計に大切さが増して、また幸せな恋が始まって。長年想ってきた気持ちも大切にしていきたいな』
不意に柚の言葉を思い出してた。
まだまだ大切にしていく。
お前を長年想っていた気持ちに戻るだけだから。
だって俺は、
これから先もずっと柚だけ想うと誓える。
出会って数えきれない月日。
想いが重なって僅かな月日。
それぞれが俺にとっては大切な事実。
これからもお前を想える事が幸せと感じていきたい。
柚と一緒に、傍に居れて、
俺は幸せだった。