感激の涙、なんだろう。 さっきからティッシュを何枚も取り出しながら、涙を拭っている。 それを宥める様に柚が隣で背中を擦っている。 最初はこの光景を見ている奴も居たが何十分も続いてる為か、 この理由を理解した為か、今はいない。 俺はこの光景を目を細めて、ずっと眺めていた。 「ありがとう、なっちゃん。心配してくれてたんだね」 「柚ー…良かったねぇ、春は何考えてるか分からない所あるけど、幸せになってね」 何だ…この結婚でもしそうな雰囲気は。 プロポーズ……まあ、した様なもんだけど。